2025/04/15 13:36
マンジェリコンとは、シソ科のハーブです。
日本へはブラジルから伝わってきました。ブラジルに渡った移民が持ち帰ってきて、暖かい沖縄などに自生したといわれています。
原産地はインド、南アジア、アフリカ東部など諸説あります。
マンジェリコンとはブラジルの言葉でバジル(Manjericão)を意味します。しかし、バジル(Ocimum basilicum:和名メボウキ)そのものではありません。
日本では2種類が自生しています。
昔から民間療法で使われていました。主に血糖・血圧の高めの方が、葉っぱを煎じてお茶などにして飲んでいたという歴史をもつ植物です。
2種類のうちの1つは、インドではフォースコリーと呼ばれていて、アーユルヴェーダー(伝統医学)で使われているハーブです。
ダイエットサプリメントなどの原料としても使われているハーブです。
マンジェリコンと健康について
マンジェリコンは、カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルや食物繊維を多く含んでいます。
一般的な緑茶と比較すると約2.5倍のカリウムを含んでいます。
100gあたりの煎茶との比較
タカスグリーンハウス製のマンジェリコン茶 | 煎茶 | |
たんぱく質 | 14.8g | 24.5g |
脂質 | 5.5g | 4.7g |
炭水化物 | 57.5g | 47.7g |
食物繊維 | 36.9g | 46.5g |
ナトリウム | 17.3mg | 3mg |
リン | 665mg | 290mg |
鉄 | 10.4mg | 20.0mg |
カルシウム | 1440mg | 450mg |
カリウム | 5580mg | 2200mg |
マグネシウム | 564mg | 200mg |
亜鉛 | 2.61mg | 3.2mg |
マンガン | 13.1mg | 55.0mg |
銅 | 0.81mg | 1.30mg |
カフェイン | なし | 20mg |
(タカスグリーンハウス製造のマンジェリコン茶の成分分析試験表を参照)
↑クリックすると確認できます。
昔、南米では主食が肉食で野菜を摂れない地域の人々はお茶でミネラル分を補充していたそうです。マテ茶などもそうです。
ミネラルは、骨や血液になったり、身体の機能を調節する栄養素です。人間が生きていくために欠かせないミネラルは16種類あるといわれ、「多量ミネラル」と「微量ミネラル」に分かれます。
(ミネラルと健康機能について 下記参照)
<多量ミネラル>
(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン)
ナトリウム・・・体内の水分量、血圧を調節する
カリウム・・・・体内の余分な塩分を排出する
マグネシウム・・酵素の働きを助け、代謝を正常に保つ
カルシウム・・・骨や歯をつくる
リン・・・・・・カルシウムと結合して骨や歯をつくる
<微量ミネラル>
(鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、その他、硫黄、コバルト、フッ素など)
鉄・・・・赤血球をつくり、酸素を運ぶ
亜鉛・・・味覚を正常に保つ、新陳代謝を活発にする
銅・・・・鉄の吸収を助ける
マンガン・代謝に関わる
ヨウ素・・甲状腺ホルモンの材料
セレン・・老化を防ぐ
クロム・・糖質をエネルギーに変えるインスリンの働きを助ける
モリブデン・・体内の老廃物を排出する
(タカスグリーンハウスのマンジェリコン茶 成分分析の詳細ページ)
また血糖・血圧対策として民間療法で使われてきた歴史があります。葉っぱを煎じてお茶などにして飲まれてきました。ただ、現代では医薬品以外は効果効能を謳うことは禁止されていますので、民間療法として使われてきた歴史がある植物です。ということになります。
何らかの科学的根拠があるのではないかと、現在、研究機関などにて抗糖尿作用についの研究がすすめられています。
糖の取り込みを阻害する作用(α‐グルコシターゼ阻害作用)や、脂肪細胞の細分化、善玉ホルモン(アディポネクチン)の分泌活性などの実験がすすめられています。
Ⅱ型糖尿病の場合、インスリンの分泌はされるのですが、生活習慣によってその伝達経路が損傷してしまっています。アディポネクチンという善玉ホルモンはその伝達を修復するものです。
アディポネクチンとⅡ型糖尿については医学的に証明されてるものです。
ただしマンジェリコンに関しての実験は、あくまでも細胞レベルの実験やマウスなどでのものであってヒトによるものではありません。ですので医薬品のような効果を期待するものではありません。
あくまでも食品ですので勘違いしてはいけません。
マンジェリコンとポルトジンユについて
日本でマンジェリコンと呼ばれてる2つの植物を、マンジェリコンとポルトジンユと区別する場合があります。マンジェリコンとは、ブラジルの言葉(ポルトガル語)のManjericão(バジル)という意味の言葉からきています。ですので、ブラジルでマンジェリコンというとバジルのことを指します。しかし日本でのマンジェリコンと呼ばれている2つの植物はバジルそのものではありません。名前と植物が一致しません。 マンジェリコンという名前で持ち込まれた植物ということになります。これが混乱の元になります。
その昔は、百科事典もネット検索もありませんでしたので、はっきりと植物名がわからなかったと思われますし、今ほど、植物分類上正確に表現されてるとは限らなかったと思われます。ブラジルに渡った移民の方たちが、この植物の名前をマンジェリコンと聞いて持ち帰り広がったようです。今、振り返ると間違った名前で広がったことになります。
正式名と流通名が一致しないことはよくあることで、 例えばアンボイニクス(Plectranthus amboinicus)というハーブは、今はアロマティカスという名前で流通してることが一般的ですが、キューバンオレガノとかフレンチタイム、スープミントなどなどほかの呼び名で流通してたりもします。オレガノなのかタイムなのかミントなのかよくわからないでが、すべておなじものです。他にも魚でいうならギンダラはタラではなくてスズキの仲間ですが、タラ(ギンダラ)として流通しています。
マンジェリコンも、沖縄など日本ではマンジェリコンと呼び、ブラジルではボルドとかボルドジンユなどといい、インドではフォースコリーと呼ばれ、その他の国ではそれぞれの呼ばれ方をします。すべて同じ植物です。沖縄にあるマンジェリコンだけが沖縄独自で進化した特別な品種というわけではなく世界各国にある植物になります。
ただ、沖縄の文化の中ではぐくまれてきた植物であることは間違いないです。植物分類と文化とは別で考えなくてはいけません。
ややこしいことに、バジルそのものでない植物をバジル=マンジェリコンと呼んでひろがったことです。日本での呼び名は「マンジェリコン」だ。でいいのですが、今日のようなグローバルな社会では混乱を招く部分があります。マンジェリコン茶を直訳するとバジル茶になりますが、中身がバジルそのものではありません。これを輸出する場合は混乱と場合によっては不信感が出てしまいます。Made in japanのマンジェリコン茶は信用できないとなってしまう可能性もあります。日本ではこの植物はマンジェリコンでいいんだ!だと通用しなくなってきています。
タカスグリーンハウスでは、2018にUAE(アラブ首長国連邦)ドバイにてマンジェリコン茶のテスト販売を行いました。その時に非常に混乱した体験があります。和名の設定が望まれます。
日本でのマンジェリコンは正式な植物名というよりは、一般名、通称名というか、流通名というようなとらえ方がいいのかもしれません。
日本では2種類の植物がマンジェリコンといわれています。そして、どちらが本当のマンジェリコンか?など 混乱もあるようです。当初、沖縄でマンジェリコンとして食べたり飲んだりされてきたものは、葉っぱの小さい、肉厚のポルトジンユの方です。
(下記写真参照)
ポルトジンユの葉 | ポルトジンユの花 |
何故なら、その昔はブラジルへは船で1ヶ月以上かけて行き来していました。多肉質で強健、1ヶ月くらいでは枯れることはないポルトジンユの方が持ち込まれたと考えるのが自然です。そして、薬やサプリメントの無い頃に沖縄などでは民間療法として使われてきたのも、この植物です。昔、実際に食べたり飲んだりしてきた人は、この植物の方をマンジェリコンと呼ぶ場合が圧倒的に多いです。実際に効果を実感し、血糖・血圧に良いとして広がったのもこの植物でした。非常に強健で容易に自生できてたので身近にあったからでしょう。
ところが近年、これは「マンジェリコンではない!ポルトジンユだ!」といわれるようになりました。
そして、もうひとつの方がマンジェリコンと呼ばれるようになってきました。
(下記写真参照)
ボルドの葉 | ボルドの花 |
しかし、これも正確にはマンジェリコンではありません。バジルでないからです。
当時ブラジルでは、バジルと同じような用途で使える植物をマンジェリコンと呼んでいました。この2つの植物は、どちらともマンジェリコンとして日本に持ち込まれたのです。ですので、こちらの植物を本物のマンジェリコンとするのも無理があります。ブラジルではボルド(boldo)と呼ばれています。ボルドは、ブラジルでは広く一般的に知られていて万能薬などといわれることもあり、インドではフォースコリーと呼ばれアーユルヴェーダー(伝統医学)で使われているハーブです。インドからブラジルに伝わったと考えられます。そして日本へ。ボルドはポルトジンユに比べて葉っぱが大きく背が高くなります。枝が折れやすいので、台風がよく来る沖縄ではあちこちに自生するには厳しかったかもしれません。背が低く台風でも折れることのない強健なポルトジンユの方が広がっていきました。
ブラジルの言葉で、ジンユというのが小さいを表す言葉で、ボルドと、ボルドの小さいものでボルドジンユとなり、言い易いように変化して、ボルトジンユとかポルトジンユと呼ばれるようになったと考えられます。ボルドを基準に大きいか小さいかとなっています。ボルドが基準です。ボルドを基準にしてることから、こちらの植物が本物のマンジェリコンといわれるようになったのかもしれません。
当時ブラジルで実際に生活していた日系2世の方に、実際の植物を見てもらうと、どちらもマンジェリコンと呼びます。一方をマンジェリコンのボルド、もうひとつをマンジェリコンのボルドジンユ、又はboldo de chile(チリのボルド)といいます。どちらもマンジェリコンで、マンジェリコンの何とかと種類分けしていす。
バジルと同じような用途で使える植物をバジルの仲間としてマンジェリコンと呼んでいました。
ところが日系3世以降の世代の人にこの2つの植物を見てもらうと、2つともマンジェリコンではないとはっきり言います。マンジェリコンはバジル(スイートバジル)のことで、2つの植物をボルドとボルドジンユ(またはチリのボルド)といいます。彼らは実際に生えている植物を見たり触れたりした経験からではなく、スマホなどで検索して結論付けていました。
マンジェリコンとボルトジンユと2種類を区別するより、ボルドとボルドジンユの対比の方が理にかなっています。2つとも正確にはマンジェリコン(バジル)ではありませんが、日本ではマンジェリコンと呼ばれてきたのも事実です。先人たちを否定するわけにはいきません。どちらか一方を本物のマンジェリコン、もう一方を偽物と否定することもできません。
それなら、いっそのことボルドとボルドジンユでいいのではないか?と思いますが、ややこしいことに、ボルドもボルドジンユも正式な植物名かというと、どうやら違いそうです。
"manjericão"(マンジェリコン) の英語の対応語は "basil"(バジル)で
ボルド(boldo)に対応する英語はビルベリー(bilberry)になります。ボルドもボルドジンユもブラジルでの通称名のようです。ボルドジンユをboldo de chili(チリのボルド)と呼ぶ方もいますので、地域によって呼び名がバラバラです。
各国で呼び名が違っていて、ボルドはインドではフォースコリーと呼ばれていて、ボルドジンユはフィリピンではclaboまたはgalaboと呼ばれているそうです。
日本での和名が設定されてないのが混乱してしまう原因かもしれません。
一般名は必ずしも生物学的な分類を反映しておらず、混沌たる有様で、混乱の原因です。
正式な植物名ではないが、日本ではボルドとボルドジンユの2種類が“マンジェリコン”と呼ばれている、程度のおおらかな解釈がいいのかもしれません。
マンジェリコンの学名
日本での認知度がまだまだ低い植物ですので、ネット上で表記されてる学名に関してかなりあいまいで、なかなか正確な情報がなかなか得られないのが現実です。2種類の植物の、こちらが本当のマンジェリコン、あちらが本当のマンジェリコンとやってるようでは、なおさらです。
マンジェリコンについての文献や特許もありますが、マンジェリコンだけでは、どの植物についてのものなのかがはっきりしません。グーグル検索上位30位までで、この二つの植物の学名を正しく表記しているサイトがほとんど無いという植物です。(2020.4月時点)
学名が間違えられているということは、その植物の正確な情報が伝わらないということになります。間違った使い方をしてしまう可能性もあります。
下記は、沖縄でマンジェリコンと呼ばれてる植物について、複数の植物学者、ハーブ園、植物園、薬草園、大学関係者の方々に実際の植物を見てもらい、現物を手に取ってみてもらった結果(遺伝子検査も含む)、現時点での最善と思われる学名です。(海外の研究者には現物を送って確認してもらうことができなかったので画像を送ってみてもらいました。)
まず、ボルドの方ですが、Ocimum basilicumとかOcimum gratissimum Lと表記されてることがありますが、どちらも間違いです。そもそもこの植物はocimum属ではありません。
Ocimum basilicumは、バジル(スイートバジル)のことですから、マンジェリコン(Manjericão)を言葉から辿っていくとこの学名になります。文献などにもマンジェリコン=Ocimum basilicumと誤表記されてる場合があります。これは言葉の上では合致していますが、実際の植物と照らし合わせると不一致になります。実際の植物はバジル(スイートバジル)ではないので、Ocimum basilicumを学名とするのは間違いになります。Ocimum属はかなり多彩な品種があり分類が非常に混乱しているのも事実です。正式学術論文になっているものでも明らかに異なる植物を別名で記載しているものが多々ありますので注意が必要です。植物専門でない場合は、学名の同定をせずに安易にラベルや伝聞情報を利用するので混乱を生んでしまいます。
Ocimum gratissimum Lと表記されてることもありますが、これはインドバジル(バナ・トゥルシー)になりますので、これも違います。インドバジル(バナ・トゥルシー)にはインスリンの分泌を促したり、血糖値を下げたりする効果が証明された文献がありますので、これをマンジェリコンの効果としてることがありますが、残念ながら植物が違います。
では、実際の植物を遺伝子レベルで分析した結果、【学名Coleus(Plectranthus) barbatus、シノニム(同義語)としてColeus forsskaolii var. adoensis Briq. 】でほぼ間違いないという結果が出ています。(DNA解析は絶対ではなくてほぼ間違いないだろうまでになります。)これは2018頃の研究結果でして、やっとはっきりしたのはつい最近になってからです。コレウス・フォルスコリとして周知されてる植物です。インドの伝統医学アーユルヴェーダで使われている植物です。アーユルヴェーダでは伝統的に血液浄化剤、降圧剤、利尿剤などとして使われてきました。ブラジルでは、葉っぱをすりつぶして胃薬代わりに飲んだり、二日酔いの時に飲んだりされてきました。日本ではダイエットサプリメントなどの原料としても使われています。根にあるフォルスコリンという精油成分をつかってサプリメントになっています。
この植物を、インドではフォースコリー、ブラジルではボルド、沖縄ではマンジェリコンと呼びます。
日本に渡ってきてからずいぶん時間が経つので変異してるかももしれないとの確認も含めての遺伝子検査の結果、沖縄独自で進化した新品種のマンジェリコンではなかったということになります。世界中にある植物です。
学名barbatusで間違いないのですが、同義語に関して、これもちょっとややこしいのですが、forskohliiはbarbatus を指すのに日常的に使用されていますが、型に基づいて厳密に言えば、実際には hadiensis であるという学説もあります。(2019.Alan J Paton学説)スペルもForsskaolii、Forskohlii、Forskaolaei、forskalaei、 forskaleiなどなど どれが適切かとの議論があります。
もう一つのポルトジンユは、
学名 Coleus comosus。 同義語として Coleus(Plectranthus) ornatus
イギリスの王立Kew 植物園(Royal Botanical Garden Kew)のデータベースPlant of the World onlineによるものです。(現在はThe World Flora Onlineに移行しています。このサイトが現在、最も信頼できるサイトといわれています)
実際の植物とデータ上の写真、植物の特徴などを照らし合わせての判断になります。
遺伝子分析ではないのではっきりしない部分もあります。植物自体のの遺伝子分析はできますが、照らし合わせる対象の植物の遺伝子情報がデータベースに載ってない為(すべての植物の遺伝子情報がデータベースにあるわけではない)、現時点では遺伝子検査で植物を特定することができない状況です。
coleus(plectranthus) caninus、coleus(plectranthus) neochiles, など他の学名で表記されてることもありますがこれらが同義語どうかははっきりしません。おそらく違う植物で何らかの交雑があると思われます。
Plant of the World onlineによると、同義語が10個もある植物もあります。上記のものが同義語かどうかは今後研究が進んでくるとはっきりしてくると思います。
確認の為、Kew植物園に画像を送っ見てもらいました結果、「おそらくColeus comosus です。 P.ornatus はシノニム(同義語)。Coleus neochilus (Schltr.) Codd または Coleus barbatus (Andrews) Benth の遺伝子を持っている可能性があります。コリウスは栽培中に自由に交配します。」とのことでした。これが現時点で最も最善と思われるポルトジンユの学名です。
有効成分に精油成分で数種類のテルペノイド(ジテルペン、トリテルペンなど)やオイゲノール。ジテルペンに関する文献に、抗酸化剤および抗炎症剤、抗菌剤、抗癌剤/抗腫瘍剤、脂質低下剤を介して肝保護特性を有することを示唆している。とあります。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0753332224004001?via%3Dihub
上記文献には、coleus(plectranthus) barbatus の代替品として頻繁に使用されます。とも書いてあります。
Coleus属で表記されていたり、Plectranthus属で表記されていたりします。
余談ですが、Plectranthus属とColeus属の見直しがされてきました。
Plectranthus属が大きくなりすぎてしまったので、その中からColeus属を分離独立させるというものです。植物の特徴からそのほうが分類がしっくりくるみたいです。
Coleus属かPlectranthus属かについては、どちらでもよいということになってましたが、上記2つの植物はどちらもColeus属に統一されてきています。
結論、マンジェリコンの学名
日本でマンジェリコンと呼ばれている植物の学名は、2種類の植物のうち、
ボルドはColeus barbatus。
ポルトジンユはColeus comosus。
Coleus属とPlectranthus属に関しては、どちらもColeus属に統一されてきています。
(コリウスとプレクトランサスの命名法の変更は2019Alan Paton学説に基づいています)
タカスグリーンハウスでは挿し木による増殖で栽培しています。挿し木はクローンになりますので、変異はしてないと考えています。